新入社員が聞いてみた!家づくりの素朴な疑問【7選】その6

このブログは、ピースホームのYouTubeで公開している内容の補足版です。
新入社員が先輩に素朴な疑問を聞いている動画ですが、答え切れなかった内容や、補足したいことをブログの記事にしていこうと思います。新入社員の疑問ということで、これから家づくりを考えている方にも「気になる疑問」になると思います。
家づくりは「ワクワク」と「ドキドキ」がつまった体験ですが、不安の「ドキドキ」を減らし、楽しい「ドキドキ」が増えるような家づくりの参考になれば幸いです。

疑問その6:SNSで見るようなおしゃれな造作は、実際にできるのでしょうか?

結論:ほとんどのことはできます

ピースホームの答えとしては、「ほとんどのことができます。」

アクセントウォール、造作棚、こだわりのキッチン、個性的な照明計画など、SNSで見かけるおしゃれなデザインの多くは、注文住宅であれば対応可能です。また、住宅設備についても、ピースホームでは特定のメーカーに縛られることなく、お客様がご希望するメーカーの製品を採用することができます。インスタで気に入ったキッチンや洗面台、バスルームのメーカーがあれば、お気軽にご相談ください。

ただし「できない場合」もある。代表例はニッチ

ほとんどのことは実現できる一方で、構造上・耐震上の理由からお断りせざるを得ないケースも存在します。その代表的な例が「ニッチ」です。
ニッチとは、壁をくり抜いて作る小スペースのこと。小物やグリーンを飾ったり、スイッチ類をすっきり収納したりできるため、SNSでも非常に人気の高い造作です。しかし、ニッチを設置するには壁をくり抜く必要があるため、設置場所によっては建物の耐震性に影響を与える場合があります。特に以下のような壁へのニッチ設置は、基本的に難しいとされています。

  • 耐力壁(地震・風圧などの水平力に抵抗するための壁)
  • 外周壁(断熱材が充填されている壁)
  • 多雪地域において積雪荷重の影響を大きく受ける壁

多雪地域ならではの制限事項

ピースホームが家づくりを行う但馬エリアは、多雪地域(積雪荷重が大きい地域)に指定されています。雪の重みは建物に対して大きな荷重をかけるため、通常の地域と比べてより厳格な構造計算が求められます。そのため、他のエリアでは問題なく施工できるニッチであっても、耐震性を確保するために壁のくり抜き自体が難しくなるケースがあります。「ニッチを取り入れたい」とお考えの方は、まずはご相談ください。構造上問題のない場所であれば、もちろん設置可能です。

SNS映えするデザインは「切り取られた一部分」

「インスタはその部分だけを切り取っているから、他にイメージが見えていない部分がたくさんある。やっぱりバランスが大事だと思います。」

SNSに投稿される家の写真は、最も美しく見えるアングルや空間を切り取ったワンシーンです。その一枚の裏側には、収納計画、採光・通風の工夫、総費用とのバランスなど、フレームの外に数多くの設計判断が存在しています。

「このデザインにしたい!」という気持ちは家づくりの大切な原動力です。しかし、デザインだけを追いかけた結果、「収納が足りなかった」「断熱性能が下がった」「予算をオーバーしてしまった」といった後悔につながることも少なくありません。おしゃれさだけを追い求めるのではなく、暮らしの質全体を底上げするバランスの良い設計を目指すことが、長く快適に住み続けられる家づくりの核心です。

SNSのデザインを家づくりに活かすための5ステップ

気に入ったデザインを実際の家づくりに上手に落とし込むために、以下のステップを参考にしてみてください。

  • ステップ① 参考画像を集める 
    インスタグラム・ピンタレスト等で「好きな空間」「気になるデザイン」の画像を保存しておきましょう。複数枚集めることで、自分の好みの傾向が見えてきます。
  • ステップ② 優先順位を整理する
     「絶対に譲れないもの」と「あれば嬉しいもの」に仕分けしておくと、打ち合わせがスムーズになります。すべてを詰め込もうとすると予算オーバーになりやすいため、事前の整理が重要です。
  • ステップ③ 資金計画を先に立てる 
    造作や住宅設備の費用も含めた総額を把握することが最優先です。予算の上限が明確になることで、「どのデザインを優先するか」という取捨選択がしやすくなります。
  • ステップ④ 相談する
    参考画像を持参して、構造・断熱・法規制の観点から実現可能かどうかを確認しましょう。専門家のアドバイスで、希望に近い代替案が見つかることもあります。
  • ステップ⑤ 全体バランスで総合判断する
    デザイン単体の美しさだけでなく、性能・コスト・暮らしやすさのバランスで総合的に判断することが、後悔しない家づくりにつながります。

まとめ

SNSで見るようなおしゃれな造作は、基本的にほとんど実現可能です。しかし多雪地域における耐力壁へのニッチ設置など、地域の気候・構造条件によって制限が生じるケースもあります。また、SNSの投稿はあくまで「切り取られた一場面」である点を忘れてはなりません。

理想の家を実現するためには、デザインへの情熱と、構造・性能・資金のバランス感覚の両方が欠かせません。「こんな家にしたい」というビジョンを大切にしながら、信頼できる担当者とともに「全体最適」の家づくりを進めていきましょう。気になるデザインがあれば、まずは参考画像を持参してお気軽にご相談ください。

家づくりについて、もっと詳しく知りたい方へ。ピースホームでは随時、個別相談・オンラインセミナーを受け付けています。お問い合わせはお気軽に但南建設ピースホームまでどうぞ!